どこまでも∞

フルマラソンは短距離走。どこまで走れるか、行ってみましょうどこまでも。

2008年06月

2008.06の走行距離

サロマの後はほとんど走れませんでした...
100kmはダメージが大きいようです。


今月の走行距離:473km

会津にて温泉療養

サロマの後はそこかしこが痛くてほとんど走れませんでした。
ある程度予想はしていたので、あらかじめ温泉を予約してありました。

会津にある湯野上温泉蕎宿湯神という民宿です。
一日4組限定で、部屋に温泉付き。夜は蕎麦料理三昧という民宿です。
はっきり言って愛想は全然よくありません。
でも、静かな環境と料理、それだけで十分です。
豪華旅館みたいに女将さんに挨拶しに来られても落ち着かないですしねー

何度も温泉につかり、蕎麦料理を堪能しました。蕎麦豆腐、なめこ蕎麦、蕎麦雑炊、蕎麦サラダ、いなり蕎麦、揚げ物も蕎麦、そして〆にザル蕎麦。

温泉パワーで脚、早く回復するといいのですが...





サロマ翌日

さすがにぐっすり眠れました。

朝ご飯をいただいた後、散歩に出かけました。
セブンイレブンがあると聞いたので、そこまで出かけます。
歩き出しました。脚が動きません。
筋肉痛というより腱が痛くて動かしにくいという感じです。
ぎーこ、ぎーことロボット歩きで歩を進めます。
途中で振り返って歩いた距離を確かめます。
うーん、ぜんぜん進んでいません。道のりは果てしなく遠いです。
それにしても寒いです。上は3枚重ね、レース用の手袋着用でも寒いです。

ようやく国道沿いの目的地に到着。
北海道新聞はありませんでした。売り切れたのでしょうか。
ソフトカツゲンを買います。
北海道へ来ると、懐かしくてこれを買います。昔はよくこれを飲んでました。
甘めのヨーグルトドリンクといった感じです。

迎えのバスの時間まではまだたっぷり時間があります。
このまま引き返すのもつまらないので、ロボット歩きのまま遠回りをすることにしました。
川がありそうだったので、国道にかかる橋の方へ向かいます。
常呂川を越えたら左折して河口方向、オホーツク海の方向へ向かいます。
そこで、左手に紫色のお花畑を発見しました。
これは、ルピナス

一面に広がるルピナスの群落。
まるでニュージーランドみたいです。
いいものを見つけました。
遠回りした甲斐がありました。



よちよち歩きで今度は河口へ。
ちょっと脚が回復してきました。
だんだん普通の歩き方に戻ってきました。

体が冷え切ったので宿へ戻ります。
バスを待つみなさんは部屋で、すやすやとお休みです。
布団に潜り込んだら、あっという間に眠りについてしましました。

バスが迎えに来ました。
お世話になりました。佐藤旅館。いいところでした。
来年また来ることになるかもしれませんね。

女満別空港経由で羽田へ。
羽田では行きに目をつけてあったパステルオレンジブラマンジェを購入しました。
レースが終わったら甘いもの、これです。



今回は目標も達成することができ、満足な走り旅になりました。

高石ともやさんがこんなことを言っていました。
ウルトラは他人に勧められて走るものではない、自分で決意して走るべきもの、だそうです。
自分で決めたことだから、どんなにきつくても他人のせいにはできない。最後まで、自分の決めた道をつきすすむのみ、といった意味だと思います。

確かにその通りです。
来年またウルトラを走ってみようと思います。

第23回サロマ湖100kmウルトラマラソン(後編)

ワッカに入りしばらくして,ついに走れるようになりました。
坂を下ると青いオホーツク海,そして原生花園が広がります。いやぁー絶景,これは天国です。
原生花園にはハマナス,エゾスカシユリ(たぶん)が咲いている。右手に,左手にサロマ湖。すばらしい場所です。こんなところを走れるなんて,なんという幸せ。

もう先頭ランナーが帰ってきました。
後続の知り合いランナー達と最後のエール交換をします。徐々にペースが戻ってきました。5km/分を少し切っています。Sさんとすれ違います。入賞できますよー,と声を掛けられました。それは無理だよな,と思ったのですが,前に見えるランナー達はスピードが落ちています。順位を上げて調子に乗りました。
いけるかも。
原生花園の中,小気味良いアップダウンを突っ走り,ついにが見えました。折り返しはすぐ先のはず。すれ違いざま女性2位のランナーからエールを受けました。

折り返してしばらくの90km地点,ラップは48分まで回復しています。このまま5km/分ペースなら最大の目標である8時間切りを達成できます。1kmずつラップを確認します。ペースは大丈夫。
先ほどの女性ランナーに追いつき,声をかけて先行します。しかし左ふくらはぎがピクピクし始めました。つりそうです。
MY☆STARのNさんから,7時間台行けー,とすれ違いざま声をかけられました。その後一瞬,ふくらはぎがつりそうになり全身に寒気が走りました。しかたなくスピードを落とします。しばらくごまかしながら走りますが,このままペースダウンしていると時間があやうくなると思われます。そこで思い切って立ち止まり,テーピングを追加します。おさまりました。これでなんとかなるでしょう。

宿の同部屋の人2人ともエールを交わし,あと残り4km。思ったより100kmは近かった気がします。ワッカ最後の下りはもう全力で飛ばします。面識のない何人かの人もエールを送ってくれました。
再び80kmエイドを通過,最後の水分補給をして残り2kmです。もうあとはペースをキープするのみ。最後に右折して常呂町スポーツセンター内のゴールゲートへ飛び込みました。

ゴールシーン、失敗しました。
非常にすばらしいゴール写真を即売してくれるのですが、上を向いていたつもりがしっかりうつむいてしまっており、顔が写っていませんでした



会場内はだんだんとロボット歩きをする人であふれてきます。やっぱりダメージは相当なものです。
入賞していたのでワッカの絵のプレートをいただき、いったん宿へ帰ることにしました。
途中,オホーツク海が見える海岸に寄り道をしました。あー,これは原生花園だ。
日差しも出てきて,とても美しいです。宿に帰って風呂に入りうたた寝をします。




さて18:30から,さよならパーティーです。豪華な食べ物,生ビール,髙石ともや氏の歌,で締めくくりです。宿に帰ってから軽食をいただきました。食欲がない,という人もいましたが,私はたらふく食べてしまいました。



バスの乗り降り,立ち座り時に痛い痛いとみんなでうめき声を上げます。みんな廊下は脚を引きずりながら歩いています。つらいつらいと言いながら,それでいてみんな次も走る気満々みたいです。これはなんとも普通の人には理解できない世界ですね。

夜はみんな,もうバタンキュー、あっという間に眠りにつきました。


記録:7h56’29"

第23回サロマ湖100kmウルトラマラソン(前編)

1時40分起床です。
テープ類を体中に貼りまくり,準備をしてから朝食を食べます。
3時にバスが迎えに来ました。4時頃スタート地点に到着です。

スペシャルを置けるとのことなので,せっかくだからと預けました。
4時10分にはトイレに並びます。それほど列が長くないと思ったのですが,これがなかなか前に進みません。近づいてからよく見ると,トイレが男女男女と並んでいて,男の方はまったく使われていませんでした。結局,4時40分の集合時刻ぎりぎりになってしまい,スタート地点の写真を取る暇がなくなってしまいました。
ゴール地点行きの荷物の他に,念のため55kmのレストステーション行きに脱いだ服を入れるための空袋を預けました。

さて初めての100kmがいよいよ5時スタートです。
小雨がぱらついています。天気予報は曇り,予想最高気温は11℃。
走り始めて温まるまではビニール袋をかぶることにしました。
今回は一般の部で参加したため,少し後ろからのスタートです。号砲からスタートラインまで50秒かかりました。先は長いのでゆっくりと出ます。

少しずつ人垣を抜け,ようやくペースに乗り始めます。
ただ右足がシューズの中でフィットせず,インソールから足が外側に落ちている感じがあります。そのうち直るかと思っていたのですが,5kmくらい走ってもなかなか直りません。このままではまずいと思っていたのですが,10km手前あたりでようやく違和感が消えてほっとしました。

湧別の町をぐるっと1周してスタート地点付近に戻ってきました。町の人たちに見送られていよいよサロマ湖へ向かいます。
距離表示は10kmごとにしかないようです。最初の10kmは46分。設定ペースは22.5-23.5分/5kmだったので,ちょうどぴったりです。

雨も止み,涼しい朝ランで気持ちがいいです。
湖を右手に見ながら走って西側の岬の先端,竜宮台で折り返します。この区間で知り合いランナー達と挨拶を交わしました。
あっという間にもう20km。ちょっとペースがあがり気味になってきました。44分台に。先日の野辺山71kmで私より順位が1つ上だった同い年のウルトラランナーSさんに追いつき,追い越してしまいました。ちょっと飛ばしすぎかなー。いいや行ってしまえ。
ちょうど同じペースの4人位の集団がいたので44分台のままついていくことにしました。

一旦,湖を離れて農地の中を走ります。
30kmスペシャルを受け取ろうとしたのですが,自分の番号がなかなか見つからず15秒くらいロスしました。このエイドではアミノバイタルゼリーもゲットします。この間に集団から遅れてしまいました。まぁ飛ばしすぎだしゆっくり行こう,と栄養補給しながら走っていたら、いつの間にかまた集団に追いつくことができました。
低温のため早くもトイレに行きたくなってきましたが,集団から遅れたくないので我慢します。

ようやく国道に出ました。
何度かあったアップダウンの登りで,前の集団がちょっと遅くなったな,と感じていました。ここで後方から、Sさんがさーっと抜いていきます。少し迷ったのですが,集団を抜け出してついていきました。これは賭けかもしれないんですけどね,と解説してくれました。この後しばらくは私が先行しました。
ずっとトイレに行きたいなー,と思っていたのですが、せめてフルを超えるまでは我慢だと言い聞かせて走ります。あっという間にもう42.195km3時間9分,ちょっと速すぎです。

50kmあたりで早くも脚の付け根が少し重くなってきましたが、45分はキープ。ここから距離表示が1kmごとになりました。レストステーションまでは登りですが,傾斜は大したことはありません。先ほどまでついていた集団を引っ張っていたランナーとSさんに追い越されます。ちょっとペースが落ちてきました
気温が上がったら55kmのレストステーションでインナーを脱ごうと思っていたのですが、重ね着のままで行くことにし,袋は受け取りませんでした。ここではアミノバイタルproアミノバイタルゼリーをゲットです。

さて下りです。
前腿にダメージを与えないようゆっくり目に進みます。傾斜はやはり大したことありません。このあたりから孤立しました。ラップは48分に落ちていますが、アップダウンもあったのでしかたがないと言い聞かせます。
65km手前のエイドで2度目のスペシャルを受け取ります。今回は,あらかじめ準備していて手渡ししてくれました。梅干も少しいただきました。

だいぶ疲れてきました。70kmまでのラップはついに52分となってしまっています。
このエイドでついにトイレに入ります。これでますます脚が重くなってしまいました。
71kmを過ぎました。ここからの距離は未知の領域です。
楽しみにしていた80kmから始まるワッカ原生花園まで,あと9km。とにかくここへたどり着こうとそればかり考えました。湖を左手に見ながら走りますが,脚が重いです。1kmが非常に長く感じます。
おしるこまであと2kmの看板を発見。
これが噂のおしるこか。走る前は食べるつもりなんてまったくなかったのですが,疲労のあまり吸い寄せられていきました。いやぁ、おいしかったです

左ふくらはぎに力が入らなくなってきました。
どうにも走りにくいので立ち止まり,テーピングを施しました。少しはマシになりました。
ついに80kmエイドに到着。最後のスペシャルアミノバイタルゼリーをゲットし,いよいよクライマックスワッカ原生花園へ突入です。ラップはついに56分まで落ちました。
これでは最低ラインの目標,8h20'も達成できないかもしれないです

地獄のワッカ,そう呼ばれることが多いそうです。
コース図ではフラットだけれど,実は細かなアップダウンが何度もあり,また周りに何もないため気候の影響をモロに受けるとのこと。折り返しまで果てしなく長く感じるのでこの区間が限りなくつらい,と言う常連さんがほとんどでした。
ただし余力を持ってここに到達したランナーにとっては天国だそうです。
さて、果たして天国でしょうかそれとも地獄でしょうか?
プロフィール

てっちゃん

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