どこまでも∞

フルマラソンは短距離走。どこまで走れるか、行ってみましょうどこまでも。

2012年09月

2012.09の走行距離

今月の走行距離:638km

スパルタでの昼食会

朝食を食べたら散歩に出かけます。

レオニダス王像周辺は、まだ大会のデコレーションが残ったままでした。



続いてエイドに預けた荷物のピックアップへ。
今年は場所が変わっていました。
ゆっくりゆっくり歩いて引き取りに行きます。
最初の年はハンドライトとウインドブレーカーの上着がなくなりましたが、ここ2年は預けたものは全て返ってきましたよ。

出発まではホテル近辺でぶらぶらしていました。
日曜なのでスーパーなどほとんどのお店がお休み
昨年スパルタ近くの地方ワインを買った酒屋さんも今年は閉まっていました。

困った、ここでワインを買うのを楽しみにしていたのに。
すぐ近くのキオスクのおばさん曰く、建物の2階に住んでいるから起こして店を開けてもらえばいいって(笑)
ということで仲間が決行しました。
結局2-30分後にお店が開き、無事ワインを購入できました
グッジョブ!

さて、お昼前にバスでホテルを出発し、昼食会場へ向かいます。
毎年開催されるレストランが違っていますね。
昨年は日本人だけが他と離れたエリアに座らされたので、「きっと酒癖が悪い人がたくさんいるから日本人は隔離されたんだ」などと言っていました(笑)。
今年は隔離されませんでしたよ



ワインと料理が運ばれて、スパルタ市長との昼食会が開始です。
何だかここでもサインをしてくれと頼まれちゃいました。







はちみつやらオリーブ油などの特産品詰め合わせ、今年の(!)レース画像スライドショーDVDなどをいただきました。

今年はブラジル人選手が盛り上げてくれたおかげで、ダンス大会が始まりました。
ダンスなんて盆踊りすら全く出来ないですが、とりあえず輪の中へ。
輪の中にいるだけで楽しい気分になります。
国際交流ということで(笑)





昼食会が終わったらバスでアテネまで帰ります。
スパルタからしばらくの間はレースで走ってきたアップダウンのきつい国道を通りますし、高速道路を走っているとそこかしこから夜間に走ったコースが見えて道中は楽しいです。
で、そのうちワインが効いてきて深い眠りにつきます(笑)。



コリントス運河近くでトイレ休憩。
運河を見に歩いて行ったり、隣の店までアイスを買いに行ったり。

アテネに着いたら夜です。
ホテルで夕食食べて寝まーす

スパルタスロン2012速報

何と準優勝でしたf^_^;)
詳細は後日〜。

スパルタでのセレモニー

今年は3回目だし、ゴールした後で世界遺産のミストラ遺跡を見に行こうと思っていました。
しかし、何だか疲れちゃって行く元気がありませんでした。
いつもスパルタのホテルはツインの部屋にエキストラを入れた3人部屋だったんですが、何と今回はシングルに入れてもらえました

ご褒美ってことはないですよね?
居心地が良くて、シャワーを浴びて片づけを終えたらそのまま夕方まで寝てしまいました。

レオニダス王像まで散歩。
レース終了後のゴール地点はもう薄暗くなっていました。



20時、広場へ行きます。
選手だけでなく、市民が沢山集まっていますよ。
そして厳かにセレモニーが始まります。





いよいよ表彰式
昨年、チームメイトが2位で壇上に上がるのを見て、あの場に立ちたいと思いました。
そして今年、運も味方して念願かないました。
位置は同じ2位でした。

1位との差は最終的には8分でした。
あれやこれやのトラブルがなければどうにかなったであろうタイム差。
もう少し頑張っていれば何とかなったかもしれないタイム差。
しかし、自分には前を追おう、トップを取ろうという気持ちがまったくなく、後ろとの差ばかり気にしていました。
この意識の差はタイム差以上に大きかったと思います。
やはりトップを取るには強い意志が必要なんでしょうね。

壇上から見える光景。
それは広場に詰め掛けた群集。
圧巻でした。
一言ずつ求められるのは分かっていましたから、あらかじめ準備してありました。
直前までiPhoneのメモ帳に入れた英文を反芻していましたから、バッチリでしたよ(笑)
エイドのみなさん、ギリシャのみなさんへの感謝の言葉を述べ、拍手をもらいました。



お腹も空いてきたし、早めにセレモニー会場を後にしました。
寝る前ですが、がっつりと食べました(笑)。



表彰式で貰ったのは立派なオリーブの鉢植え
さすがに鉢植えは持って帰れませんね
シングル部屋なので、今夜はぐっすりと寝られそうです








2012スパルタスロン(MNHMEIO - SPARTA)

後方からの追い上げを気にしながら出発です。

前に追いつこうと思う気持ちは全くありませんでした。
休憩中ずっと待っていてくれたバイクのお兄さんに合図して走り出します。
コース中最後の急な上り坂を上りきり、計測マットのあるCP69を通過。

いよいよスパルタまでの長ーい下り坂。
全開で駆け下ります。
CP70通過。
これまで何度も応援してくれてきた黄色いシャツのお兄さんとにはSee you Sparta!と手を挙げて別れました。



なんだか背中が痛くなってきました。
そして、だんだんに力が入らなくなり、頭を支えるのが辛くなってきます。
坂を下っていると頭がカクンと後ろに倒れそうになり、そのままでは顔が空を向いてしまいそうです。
手を後頭部に当て、グイッと頭を前に引き戻します。
下りながら何度も頭を手で引き戻しました。
こんな症状は初めてです。
つ、辛い
CP71を通過。

CP72では最後のエネルギー補給。
CP73は止まらずに通過します。
いよいよスパルタの街が近づいてきました。
例年ならそろそろ自転車の子供達が併走してくるんですが、いませんねー。

少し先で自転車がポツポツとやって来はじめました。
でも台数が少ないです。
どうしたんでしょう?

CP74に立ち寄り、預けてあったチームフラッグを受け取って市内に入ります。
周りを走っている自転車の子供達。
今年も見覚えのある少年達がいました。
もう3年目。
ずいぶん成長しましたね。
スパルタを走るのは今回で一区切り。
来年はもう会えないんですよねー。
何となく寂しくて、少年に声を掛けずに終わってしまいました

最後の直線に入る手前で、残念ながらリタイヤした日本人選手たちが迎えてくれました。
そしてゴール手前でも。
背中が痛くて首が後ろに倒れそうで、とても変な格好で走っていましたけど。

チームフラッグを広げてレオニダス王像の元へ。
足元にタッチしてゴールです。





聖水をいただき、スパルタスロン協会長からオリーブの冠を載せてもらい、完走盾をいただきます。



記念撮影が終わったら、やはり今年も来ました
マイクが差し出されました。
去年は、意味不明なギリシャ語の単語を並べ立てた文章をカメラに向かってしゃべってくれと言われました。
しかし疲れ切った頭でそんな長文を覚えられる訳もなく、よく分からないまま終わってしまいました。
今年は英語でのインタビューでした。
ある意味ほっとしました。



入賞が目標だったので、表彰式で英語で話す内容をあらかじめ日本で考え準備してありました。
レース中も、ときどきその内容を頭の中で反復していました。
途中、予想外の優勝バージョンも考えたり(笑)。
なので、すらすらと答えたつもり。

ですが、インタビュアーは、「え、それだけ?」みたいな顔をしています。
ええ、それだけですが、何か(笑)。
よほど危なっかしそうに見えたのか、このとき医療スタッフに腕を支えられていました。

いつものように、足の消毒のため医務室の中へ連れて行かれます。
ベッドに座って、処置してもらいます。
その間、サインを求められたり、写真を求められたり。
後日、ここで書いた漢字の署名がインターネットに出回っていたのには苦笑しましたが。



そして、1位のThoms Stu選手がやって来てくれたので握手をしました。
そのときの模様はこちらに。

処置が終わったら、スリッパを履かされてホテルまでタクシーで連れて行かれます。
残念ながらリタイヤしてゴール地点で迎えてくれた仲間達にチームフラッグを託してホテルへ。

結局、ゴールしてから、あの黄色いシャツのお兄さんと会うことができませんでしたね。
とても心残りでした...

帰国後、大会HPに掲載されたゴール前の写真。
写っていました、お兄さん。
ちゃんと自分のゴールを見届けていてくれていましたよ!

 
SPARTA到着:09:36(この区間、昨年と同タイム)
MNHMEIO (223.4km)- SPARTA (246.8km)
区間速度:6.1km/分


記録:26h36'23"
最終順位:2位

(写真はチームメイト、大会HPよりお借りしました)
プロフィール

てっちゃん

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