どこまでも∞

フルマラソンは短距離走。どこまで走れるか、行ってみましょうどこまでも。

2016年08月

Chamonix最終日

さて今日でChamonixともお別れです。

出発まで町中をうろうろ。
多くのランナーはすでにいなくなっていて、静かな朝です。

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2日前に夕食後のアイスを食べたお店でパンとケーキを買って部屋に戻りました。
ケーキはやっぱり「モンブラン」!
そしてクロワッサン、美味しかったです。

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空港まではMountain drop-off送迎を予約してありました。
UTMBのサイトにリンクがある会社です。
迎えの時刻とドライバー名は前日にSMSメールで携帯に届きます。
チェックアウト後、15分ほど時間があったのでホテル隣のチーズ屋さんに寄りました。

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量り売りでした。
チーズフォンデュ用にエメンタールグリュイエール、それ以外も3種類で計950gほど購入。
値段は日本の約半分以下だと思います。
店のおばちゃんはこちらが指定した重さを聞いて、秤を使うことなく目分量でカット。
最初の2つを秤に載せたときはあまりの正確さに、おぉ~と感動しましたが、3つめであれっ?
結局おばちゃんの3勝2敗でした。
帰国して食べての感想ですが、一番の好みはBeaufortというチーズでした。

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車は他にも数か所でピックアップしてからGenèvaへ向かいました。
何と知り合いも同じ車で、結局ドバイ経由で成田帰国まで同じ道中となりました。

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帰宅してスーツケースのキャスターを見てびっくり。
なんとタイヤが裂けてました
中身が重かったですからね~。

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これにて今回の旅は終了です。
Chamonix、また行きたいですね

観光&ハイキング: グラン・モンテ~アンデックス~ラック・ブラン~ラ・フレジェール

さて、本日は一人で観光ハイキングに出かけます。

ホテルのフロントで聞いてバス乗り場に着いたら、大会でメーカーのブースが並んでいた場所のすぐ近くでした。
30分に1本のLe Tour行きのCHAMONIX BUSに乗って、Argentièreという所で降ります。
Carte d' Hoteを見せれば無料です。

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バスの中の案内画面ではArgentièreより一つ前だったと思うのですが、右手にゴンドラ乗り場も見えたのと他の乗客も降りたので降りました。
撮った写真によるとGare S.N.C.F.ってとこでした。
後から入手したバスマップを見ると、Argentièreの次がArgentière La Fisという名前のバス停になっていて、写真に写っている名前のバス停はないんですよね。
謎ですが、降りたところはバスマップのArgentièreじゃないですかね。
そこからは看板に従って歩きました。

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ゴンドラに乗り、標高1970mLognanを経由して標高3275mGrands Montetsにある展望台へ。

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パスは左にあるボードの真ん中にタッチするのが正解。
読み取り機みたいなのがあるから、その下にかざしてしまいました。

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頂上に到着。
今日は昨日までとは違ってあまり天気が良くありません。
寒いっ
フリースとゴアのジャケットを着ました。
辺りは真っ白です。

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寒くて風が強い中、粘っていると雲が晴れる時間帯がありました。
少しだけ景色を拝めましたよ。
天気がいい時に来たかったですね~。

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下に降りました。
Lognanから氷河を見に行くハイキングコースがあるみたいでしたが、今回は別の場所へ行くことにします。

バスでChamonix方面へ戻る途中、Les Praz / Flègéreで降りました。
ロープウェイに乗って標高1877mla Flègéreへ。

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ここはUTMBで最後のエイドがあった場所のはず。
あのエイドは下に見えるこの小屋だったんでしょうか。

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お腹が空いたのでここの売店で軽く食べることにします。
割高ですが仕方がないですね。
でも景色を見ながらだから美味しいですよ。

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さて出発します。
リフトに乗って標高2389mL'Indexへ。
少しがありますね。

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右手へ進んで行くと標識がありました。
目的地はですね。

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ハイカーがいますね。
さんもいます。

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ところどころルートが分かりにくいところもありましたが、おおむね道は分かりました。
ルート上に雪が残っている場所や石だらけの区間もありました。

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少々雲が多いですが、景色はいいですね。
レース後とあってコースタイムより少し多めに時間がかかりました。
ようやく分岐に到着。
左へ進み、登っていきます。
右は帰りに通るルートです。

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少し進むと目的地に到着しました。
標高2352mLe Lac Blancです。
歩き始めてから70分でした。

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晴れていればもっと綺麗なんでしょうが、天候ばかりはしかたがありません。
の周囲をうろついてみます。
湖は2段になっていて、どこまでがラック・ブランなのかよくわかりませんでした。

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山小屋もあって、ここでお茶するのもよさそうでしたが、脚に不安があるので寄らずに下山することにしました。

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下っている途中、ルートを塞いで立っているおじさんが2人。
何やってんだ、って思っておじさん達の視線の方向を見たら、何といました!
アイベックスですかね。

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la Flègéreが近づいてきます。
ということはどこかにレースで通ったトレイルがあるはずなんですが、どこでしょうか。

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おっと、このウッドデッキのような場所はレースで通ったところではないでしょうか。
そして下った先の景色、やっぱりそうですね、ここコースでした。
そして、レース中あんなに長く感じたところが、今日見ると全然長くないです(笑)。
やっぱりレース中は相当疲れていたんだ、と感じました。

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そうすると、あの小屋はやっぱりエイドで、ロープウェイの下に見えるのがレースで通ったコースですね。
Le Lac Blancからla Flègéreまでは80分ほどでした。

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ロープウェイで下り、帰りのバス停の前に見える教会は雰囲気がありますね。
近くまでは行きませんでしたけど。

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Chamonixまで戻ってきたところでおやつタイム。
今日も別のお店でアイス

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スタート地点前の教会の中も覗いておきました。

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夕食はハンバーガー屋さんへ。

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1階で注文してから2階へ上がるシステムでした。
ハンバーガーはでかく、しかもパテが見えないくらいポテトが挟まれていて、かぶりつくのは無理なレベルでした。
先にポテトを減らしてようやくかぶりつけましたよ。

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なかなかコスパがよかったです

ゴール後

ゴールしたのは朝4時過ぎでした。

8時頃、仲間のゴールを迎えに再びゴールゲートへ向かいます。
何とか間に合いました。
ついでにゴールした際に貰い損ねていたフィニッシャーズベストを貰いました。

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教会前のテントでは食べ物や飲み物が出されていました。
ゴールした時には気づきませんでしたね。
せっかくなのでビールをいただいちゃいました(笑)。

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みんなで表彰式を見た後に夕食を食べようということになり、それまで部屋で眠ります。
部屋の下はコースなので、ときどき歓声を聞きながらも爆睡しました。

起きたらもう集合時間を過ぎていました(笑)。
会場で合流し、表彰式を見ました。
途中で抜けて、ドロップバッグをピックアップしに行きましたけど。

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だいたい表彰式が終わったかな、という辺りで会場を後にして夕食へ。
何と、数日前にラクレットを食べに行ったお店でした。
もうチーズはしばらく食べたくないんだけど、と思っていましたが、レースが終わって塩味を感じにくくなっている状態だからなのか、かなり美味しく感じました(笑)。
他にも色々食べられて満足でした

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みんなとお別れした後は、デザートタイム。
ずっと気になっていたお店でアイスをいただきました。
美味しっ♪

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表彰式の後に会場で行われていたパーティーの様子を見に行きました。
さすがにもう食べられないので見るだけでしたが。

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会場を後にすると、ついにイベントが終わったな、という少々寂しげな雰囲気を感じました。

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UTMB 2016 ~Vallorcine - Chamonix~

エイドに入ると再びサポートのチー100仲間がいました。
そして、サポートエリアの外側には鏑木さんも。

とりあえず一人で補給します。
ここからゴールまで気持ちが悪くてエネルギーが取れないと思ったので、ソフトフラスクの中身をコーラに入れ替えました。
鏑木さんからはこの先のコースの説明を受け、みんなから応援されて出発しました。

幸いなことにはおさまったようです。
雨もかなり小降りになっています。
真っ暗な中、ほぼ平らな未舗装路面を進みます。

キャンプ場か何かの施設から未舗装林道のような軽い登りの道をだらだらと進みます。
並行して川が流れているようです。
この景色も前に走ったことのある場所にそっくりでした。
またしてもデジャヴです。
いろいろ考えたけど、可能性としては八ヶ岳100マイルくらいしか思いつきませんでした。

コースの右側には道路が走っており、その向こうにはがあります。
やがてその道路に出ました。
そのまま道路の左側を進み、少し行ったところで左折。
登って行くと、右側に灯りがありました。

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Col des Montets (154.6 km, 1466 m)

風がけっこう冷たく感じます。
ここからまた標高が上がるので、テントの中で保温着を着込もうかと思ったのですが、ついそのまま進んでしまいました。
しかしテントから少し遠ざかったところで、山からの風があまりにも冷たかったので、これはまずいと考えなおします。
建物の陰で腰をおろしてレインジャケットの下に保温着を着込み、指なし手袋を着けました。
うだうだと時間を消費してしまってからやっと再出発します。
九十九折れを登っていきます。

あぁ、またしてもデジャヴ。
おまけに頭がわけのわからないことを考えています。
それがおかしいと自覚できているだけまだマシでした。
疲れているせいか、だいぶ登ったと思ってGPSで標高を見ると全然高度が上がっていないことに何度もがっかりさせられます。

だんだん登りがきつくなり、岩場登りのようになってきます。
岩場を進んで行くと、傾斜はそれほどでもなくなりますが、岩だらけで歩きにくく、コースがやや不明瞭な区間となりました。
赤く光る小さなマーキングを追って進む方向を把握します。
真っ暗で遠方が見渡せないのと、大きな岩の上を歩いたり岩の上り下りを繰り返したりで進みにくいのとでかなりストレスフル
いつになったらピークにたどり着くのか、と嫌になりました。
エグかったです。

スキー場のリフトが見えてきました。
遠方に小さな灯りも見えます。
残念ながらたどり着いたのは、最後のエイドではなく、その手前のチェックポイントでした。
寒い中、テントもない場所にスタッフの方が2人いましたよ。

La Tête aux Vents (158.6 km, 2127 m)
31:51:45


下るようです。
相変わらず、岩は大きいし、進む方向が分かりにくいのでストレスフル。
そしてまた、下り衝撃で胃が気持ち悪くなります。
しかたがないので歩いて進みます。
ゴールは遠いです。

だいぶ下ったので、そろそろエイドは近い?
あ、またこの区間もデジャブ。
しばらく進むとはるか前方、自分がいる場所より標高の高い場所に灯りが見えるようになりました。
きっとアレがエイドに違いない。
やっぱりまだ登りは残ってました。



やがて、小屋の横のウッドデッキのようなところを通り、スキー場のリフトの横を通過したら急登となりました。
これを登ったらきっとエイドだ。
はい、合ってました。
ふ~、到着です。

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La Flégère (162.2 km, 1856 m)
32:50:37


待ち遠しかったエイドなのに、補給したくなるものがありませんでした(笑)。
小屋から出ると下っていく道があります。
ここからはほぼ下りではないかと思われました。
腿にも胃にもけっこう厳しいです。
元気だったら嬉しくなるような区間なんでしょうけどね。

やがてコースは九十九折れの下りに。
ここがもう辛くて辛くて。
右に左に何度も行ったり来たりするのですが、傾斜が緩くて標高がなかなか下がっていきません。
また気持ち悪くなりました。

ある程度下ったらこんどは延々と斜面をトラバースするようなルートに。
これまた標高が下がっていきません。
もう終わりなんだから早く下におろしてよ、とになります。

山小屋レストランのような建物の脇に出てトレイルは終わりました。
下りは続き、林道のような幅の広い道を下っていきます。
飛ばせないのがもどかしいです。
標高が下がってきて耐えられないほど暑くなってきたので、いったん止まって保温着とジャケットを脱ぐことにしました。
ここでやらかしました。

ガシャッとヘッドライトを落としてしまいました。
何とそのはずみで蓋が開いて電池が飛んでしまったようです。
辺りは真っ暗。
手探りでヘッドライト本体は見つかりましたが、電池が見つかりません。
あちゃ~

予備のライトはザックの中。
暗闇の中、手探りで探し出し、ジップ袋の中から取り出して何とかスイッチを入れることができました。
そしてやっとのことでヘッドライトを元に戻すことができました。
防寒着とジャケットを小さなザックの中へ戻すのも一苦労でしたね。
ずいぶん時間を浪費してしまいました。

未舗装林道をひたすら下り、飽きてきたころようやく街の外れっぽいところへ出ました。
ロード
ここまで来れば後はラストスパートでしょう。
受付会場近くの見覚えある川沿いの道に出た後は、ぶっ飛ばします。
右折して少し進み十字路を左に折れる曲がり角で声を掛けられました。

何と、CCCを完走した会社の先輩が待ってくれていました。
日付が変わる前後の予定が大幅に遅れて明け方になってしまったというのに。
感謝です。

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ここからはさらに飛ばしました。
少しだけ回り道をさせられてから右に折れ、ゴールゲートへ。
あぁ、長かった。
そして観客はいない(笑)

ゴ~ル
やっぱり、人がいる時間に帰ってこないと寂しいですね~

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Chamonix (169.4 km, 1035 m)
34:12:47
182位




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UTMB 2016 ~Champex-Lac - Vallorcine~

エイドに入ると仲間のサポートをしているチー100仲間がいました。

そして長椅子に横たわっているOSE Kazufumi選手。
果敢に上位を狙って潰れたんでしょうか。
まだリタイアはしていないということだったので復活を願いました。

食欲はないですが、パスタを頼んでみます。
たっぷりのショートパスタトマトソースが掛かったものでした。
美味しそうなんですがトマトの酸味が疲れた消化管には刺激が強すぎて、ショートパスタたった3本しか食べられませんでした。
仕方なくこれまで同様、チョコとクラッカーをコーラで流し込み、オレンジ3-4切れをしゃぶって補給しました。

みんなに挨拶してリスタート。
コース図によれば、ここからはあと3山です。

左手にがあります。
湖畔の遊歩道を走っていきますが、メチャメチャ観光地っぽいです。
観光客っぽい人たちが遊歩道脇から応援してくれました。
遊歩道を抜けて少しロードを走った後、左側の未舗装路に入り、だらだらと下っていきます。

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下った後は登りが始まりました。
途中で見たのはなんだか大きな十字架のある景色。

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Plan de l'Au (129.1 km, 1349 m)
ここはどこだったのか覚えていません(汗)。

ひたすら登りました。
ようやくピークかと思ったら、また下ったりで何度も騙されました。
川なのか雨後の増水で流れている水なのか分かりませんが、広範囲に水が流れている中を下る区間もありましたね。

そしてが降ってきました。
少し遠くでも鳴っています。
落ちてくる雨の量が多くなってきたのでウィンドブレーカーを着ました。
雨は降ったりやんだりです。

GPS時計で標高を見ながら登りますが、チェックポイントがあるはずの標高を過ぎたのにいっこうにたどり着きません。
おかしいな、ロストしたんじゃないよな~と思いながら雷の鳴るコースを進みます。
雷が怖いので、トレランポールは畳んでザックに取り付けました。
後から高低図を見直して分かったんですが、ピークを越えた後にチェックポイントがあるのでした。

がたくさんいる牧場に出ました。
雨は本格的になってきましたね。
前のランナーが針金のようなもので作られた金属柵を自分で開けようとして、牧場のおばさんにもの凄い剣幕で怒られました。
ランナーも走りながら、何やら凄い勢いで言い返しています。
言葉は全然分かりませんが、日本だったら「おまえの母ちゃんでーべそ」とでも言い合っているような感じでした(笑)。
おそらくランナーが触れようとしたのは電気柵で、触ったら危ないじゃないかと怒られたんではないかと想像しました。

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コースは雨でぐちゃぐちゃにぬかるんでいます。
牧場なんで泥じゃない茶色の柔らかいものもぐちゃぐちゃと落ちてます(笑)。
泥水に浸からないようルートを選んで進みます。
雨に打たれて少々寒くなってきたので悪路を抜けた後、小さな木の下でウィンドブレーカーからレインジャケットに着替えました。

着替えていると見覚えのある顔が元気よく登ってきました。
OSE Kazufumi選手ともう1人の日本人ランナーでした。
復活したとのことで、もの凄い勢いで行ってしまいました。
よかったよかった。

しばらく登った後、ようやく下り始めました。
雨で濡れた路面が滑りそうなのでゆっくり下ります。
そして小屋が見えてきました。

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La Giète (135.7 km, 1884 m)
25:08:41


ハンディのスキャナみたいなものでゼッケンを読み取るのですが、レインジャケットをまくって見せようとしたら、そのままでいいと言われます。
え?と言っている間にピッ、とジャケットの下に隠れているゼッケンが読み取られました。
バーコードを読み取っているのではなく、ゼッケンに薄いチップのようなものが付いているんでしょうか。
いちいちゼッケンを見せなくていいのは楽ですね。

雨は小降りになってきました。
わりと走りやすい下り。
途中で数組のハイカー達を追い越します。
標高が下がってきたのに加え、雨も上がったので暑くなってきました。
レインジャケットを脱ぐことにします。

ここで発見。
濡れるとレインジャケットは水を吸って容積が増える(笑)。
ジャケットをコンパクトにするため入れていたジップ袋になかなか入りません。
荷物を軽くするためザックも小さくしたので、ジャケットを戻すのも大変でした。

いったんロードに出ましたが、標高から言ってエイドはまだ先のようです。
再び下り始めますが、そう簡単には着かないだろうな~、ということはこれまでのパターンで分かっています。
我慢して下り、前腿も疲れてきたところでようやくエイドが近づいてきた雰囲気を感じました。

いい感じの集落ですね。
建物が見えてからエイドまでが遠く感じました。
辺りはだいぶ薄暗くなってきています。

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Trient (140.6 km, 1303 m)
26:00:55


これまでと同じような補給をして出発します。
まだ真っ暗ではありません。
雷がゴロゴロと鳴っています。
未舗装林道をダラダラと登り、右側のトレイルへ。
木に覆われた九十九折れを登っていきます。

雨がポツリポツリと落ちてきて、雷の鳴る回数も多くなってきました。
そしてだんだん雨も雷も激しくなってきました。
レインジャケットを着ます。

雷が鳴っている場所はコース左手に見える山の方角ですが、結構近くて怖いです。
激しい時は、なるべく高い木のそばや頭上がまったく木に覆われていない場所を避け、低木の下やコースの凹部でしゃがんで待つようにしました。
脚が張っていてしゃがむのは苦痛でしたけどね。
外人さんたちは雷を気にせず登っていきましたよ。

そんな訳で、中々前へ進むことができません。
辺りはもう真っ暗
そろそろ雷も終わりかな、と期待させるような鳴り方になっても、また新たにゴロゴロと鳴りだします。
そのうち木がなくなり稜線に出ました。

怖いったらありゃしません。
ポールは畳んでザックに取り付け、雷が激しい時は姿勢を低くしてしゃがみ込みます。
前にも後ろにもランナーはいなくなってしまいました。
延々と稜線を進みます。
遥か前方の山の上の方で光るライトが動いているのが見えました。

少し雷が弱くなってきた辺りで下り始めました。
小屋というか、コースを屋根と両壁で覆った大きなテントのようなものというか、そんなものがありました。
中に入ると人がいました。
チェックポイントだったみたいです。

Catogne (145.6 km, 2034 m)
27:45:03


ここでチー100仲間のIWATERE Shin選手に再会しました。
一瞬話をして先行します。
雷がおさまっているうちにできるだけ高度を下げたいと思いました。
寒くならないように動かないと、という考えもあったのでけっこう飛ばしました。

下っているうちに、胃のあたりがムカムカしてきました。
気持ち悪くて歩きに切り替えること数度。
何度か後方からやってきたランナーに抜かれますが、走れる状態ではありませんでした。
本来なら走れるくらいの下りも走り切れず、その後の急な下りも着地衝撃の度に気持ちが悪くなってかなり歩きました。

不思議だったのが、初めて走るコースであるにも関わらず、前にこれとそっくりなコースを走った記憶があったこと。
いわゆるデジャヴというやつですね。
UTMBは映像も見たことがないので、国内のどこかの大会でそっくりな場所があったのか、疲れて脳が作り出した幻影なのか・・・

延々と下り続けてようやく下界の灯りが見えてきました。
ふ~、長かったです。

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Vallorcine (150.9 km, 1270 m)
28:53:34



UTMB高低図
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