コーラ、ポテチをつまんでサポートエリアへ。

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去年よりだいぶ余裕があります。
トラブルもなし。
気温も上がってきたのでウェアを変更しました。

よく言われることですが、UTMFはここからが真のスタート
スイッチを入れます。
最初の山中湖パノラマ台までの緩い登りは走りきりました。

鉄砲木の頭までの急傾斜は試走と同じで歩き。
天候が悪く、残念ながら山頂からの絶景は拝めませんでした。
ここからの区間、下りはガンガン走り、登りもキツイ傾斜以外は走りました。
国内女子上位の高島選手に再び追いつき、声を掛けて抜きました。

お次は香港からきたランナー。
話しかけたら、今年1月に香港で開催された100マイルレースのUTMTに出たとのことでした。
UTMTはキツいと言っていましたね。
UTMTはキツいけど面白いよね、と言ってみたんですが、同意のコメントは返ってきませんでした
やはり地元ランナーでもキツいのか

ガンガン進みます。
山伏峠にはスタッフとして小川SOTA氏がいるはずなので、ここはハイスピードのまま駆け抜けます。
スピードに乗ってSOTA氏とハイタッチして通過すると、あと5.5kmでエイドだと後方から声が追いかけてきました。
試走時もそうでしたが、多くの人が「きららからのこの区間がUTMFの中で一番キツくて長く感じる」というこの区間、今年はそれほど長く感じなかったんです。

初100マイルのチー100若手を下りでぶち抜きます。
石割山から二十曲峠の下りも攻めました。
エイドに着いたらアンパン1/2、クリームパン1/2、バナナ1切れ、コーラ。
そしてサポートメンバーから貰った補給食をテストで食べてみます。
あ、これウマいわ。
これは今後のレースでも後半に使えそうですね

A8 二十曲峠 (140km)
出発時刻 9:49
37位



エイドを出るとき気付いたんですが、計測マットがINにはなくOUTにしかありませんでした。
それが原因で、ここのエイドで待機した後に大会が短縮決定、ここでレース終了となったランナーの順位やタイムについて後日少々揉めたようです。

先にエイドに到着していたのに、短縮決定後にめいめいがマットを踏んだときのタイムを元に順位が決められるのは納得いかない、と。
難しいですね

さてお次は杓子山
向かう途中で鹿の群れがどどどどーっと前を横切りました。
ちょっとびっくり

岩場を登り、視界が開けた辺りで冷たい風に吹かれた時に思いました。
雨は途中で止むという予報だったのに、ほぼずっと雨
ドロップバッグを置けるエイドは真ん中よりずっと手前
後半雨に濡れてもサポートを付けていない限り、乾いた着替えはなし
しかも夜間は冷え込むとの予報。
こんな状態で2晩目の夜の杓子を越えられる人はそうはいないんじゃないだろうか。

杓子が近づき、急傾斜を登っている時に後方から走ってくるランナーに気づきました。
うわぁー、後半なのに速いなー、と思っていたら選手ではなく一般のトレイルランナーでした。
今朝、河口湖のゴール地点に行ってきたそうです。
すでにリタイヤした人で溢れ、低体温症みたいに震えている人たちがたくさんいたとのことでした。
やっぱりそうだよなー、この天候じゃ

折り返してきたそのランナーとすれ違い杓子山頂を通過。
ここからの下りはふだん乾いていてもすごく滑るし、ぬかるんでいても滑るし、キツイことが多いんですよね。
今日は雨でぬかるんで相当滑るだろうなーと覚悟します。
ところが予想外に地面は濡れていません。
むしろ、適度に水分を含んでいてグリップが効き、ほとんど滑らないではないですか。
ラッキーなことにこの区間、快適に下ることができました
走れる下りになってからはそこそこのスピードで飛ばします。

トレイルから林道へ、そしてロードへと下り、町中へ。
エイド手前でまたが激しく降ってきました。

A9 富士吉田 (154km)
到着時刻 12:19
32位


さっきからジェルを補給してもずっと空腹感を感じていたので吉田うどんをいただきます。
そしてサポートエリアへ行き、補給。
予備に持っていたジェルはもう不要なので、サポートに預けます。
フィニッシュについてサポートのみんなと打ち合わせをし、最後はぶっ飛ばすと告げてリスタート。
エイドを出る頃に止んでいた雨が再び降り出しました。

歩道橋を渡り、霜山へ。
霜山の登りは歩き時々走り、でクリア。
今年は試走の時からそうでしたが、けっこう距離が短く感じました。
気がつくともう下り、でした。
河口湖が近づくと、途中でやんだ雨が土砂降りに。
ほんと、今回のレースではほとんどの区間に降られました。
エルマーとりゅう」のところで1人抜かし、そこからの下りは全開でぶっ飛ばします。

湖畔ロードに入るころには雨は止みました。
前のランナーは全然見えないので、そこそこペースでぐるりと湖畔を回り、河口湖大橋を通ってゴール地点へ。
ラスト1マイルは、STRAVAのイベントで速さを競うというものがあったので、ゼーハー言いながら頑張って飛ばしました。
大橋の上では、偶然通りかかった知り合いランナーが車の中から応援してくれました。

ラストはサポートメンバーのみんなが写真や動画を撮るため待ち構えてくれていました。
ゼーハーMaxでゴール。
5年前の初出場時と順位は同じでしたがタイムでは上回りました。

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F 河口湖 (165km)
到着時刻 14:17

記録26h17'00"
32位 (年代別 2位)



ゴール後、宿に戻ってから温泉に行きました。
お風呂の中から見えた景色は白くお化粧をした山々。
大会が悪天候のためにコース短縮となったと知ったのはその後でした。
走りやすかった杓子山からの下りが、積雪でそれはもう下るのが大変だったと聞きました。
ちょっとの時間差でここまで状況が違うとは驚きです。
大会が短縮されたり途中中止になったのはこれで5回目でしょうか。
トレイルはもちろん、ロード時間走でも経験があるので、それほど珍しいことではないと言うべきでしょうね。

カレー屋さんでたらふく食べ、宿でビールを飲んでぐっすり寝ました。
翌日の午前中は表彰式
普通の大会とは違い、UTMFの表彰式には人がたくさん集まるので、表彰台からの景色はサイコーでした。

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これは病みつきになりますね

これは全てサポートのみんなのおかげ、ありがとう!

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