どこまでも∞

フルマラソンは短距離走。どこまで走れるか、行ってみましょうどこまでも。

>100km

The Canyons Endurance Runs 2023 100M ~表彰式~

100マイルの部表彰式は翌日、日曜の朝でした。

早めに会場に行って座っていると、話しかけられました。
おめでとう、自分も年代別1位を狙っていたんだ、と。
あ、レース中に追い抜いた、この人同じ年齢カテゴリーかも、と思ったランナーだ。
ゼッケン番号を訊くと、やはり折り返しのForesthillでチェックした時に、後ろから迫ってきていたランナーでした。
抜かれないでよかったです

総合の表彰に引き続き、年代別1位の表彰式。
年代別は、1人ずつ盾?を渡されて写真撮影、というスタイルでした。

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みなさんUTMBの出走権を獲得です、おめでとーってな感じでアナウンスされたわけですが、
あれ?ひょっとして来年の夏じゃなく今年の夏の大会の出走権なの?という疑問が沸いてきました。
表彰式が終わった後に盾を渡してくれた人に出走権は来年?今年?と訊きに行くと、This year, WAHAHA、みたいな答えでした
マジか!

後日、帰国してしばらく経ってから5月の中旬にメールで案内がきました。

Congratulations on your performance at The Canyons Endurance Runs by UTMB!

We are delighted to inform you that based on your result in your age category, you have gained a direct access to the UTMB at the 2023 AND 2024 UTMB World Series Finals.

To complete your registration, you will need to log into your My UTMB account and click on the button: Register for UTMB Mont-Blanc.

ということで急遽、今年のUTMBに参戦することになりました。
これはびっくり

The Canyons Endurance Runs 2023 100M ~ゴール後~

まずは着替え。
更衣室はなかったのでその辺で適当に
ゴール地点に置いておいたドロップバッグに着替えを入れてありました。

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日なたは暑いですが日陰はとても爽やかな涼しさでした。
シートを敷いてまったりと過ごします。
食べ物飲み物がいただけますが、ブリトーみたいなのがとても美味しかったです。
チームメイトのゴールを見届けた後に日陰で昼寝をしましたが、最高に気持ち良かった

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駐車場までシャトルバスで帰ります。
乗客は自分ともう1人、アメリカ人ランナーのたった2人でした。
話しかけられたので色々話しているうちに、名前を訊かれたので答えました。
そしたら突然、Badwaterを走ったことはないか?と尋ねられました。

どうやら同じ年にそのランナーもBadweterを完走していて、なぜか自分の名前を憶えていたみたいです。
いやー何という偶然、びっくりしましたね
車で寝てから帰る、というそのランナーと駐車場でお別れし、ホテルへ戻ります。
(このランナーとはこれで終わりではなかったのですが、この時はそんなことは思いもよらずでした)

夕食を食べに行くのも面倒なので、スーパーでお惣菜を買って帰ります。
好きなものを何種類か選んで詰めてもらうやつ。
売り場の兄ちゃんに100マイルを走ってきたのか?と訊かれ、そうだと答えました。
なんで分かったのかな?と思ったんですが、チーム100マイルのTシャツを着ていたからだと後で気づきました

あらかじめ買っておいたビールとともにいただきました。
IPAが美味しく感じるので、味覚はそんなにおかしくなっていなさそうです。

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The Canyons Endurance Runs 2023 100M ~Cal 2-2 → Finish~

イスに座って休みます。
気持ち悪いのが収まったかな、というところで飲み物だけでなく少しでも固形物を胃に入れたいところです。
何かいい物ないかな、と考え、バナナを2切れほど食べました。
あ、これちょうどいい感じ

さてそろそろ行かないと年代別1位を逃してしまう、という気持ちともう完走できれば順位などどうでもいいや、という気持ちを行ったり来たり。
重い腰を上げてリスタート

ほぼ同じタイミングでエイドを出たランナーとともに進みます。
抜きたいなら言ってよね、と声を掛けましたが、どうやら後方からついてくる様子。
長い下りが続きますが、今は気持ち悪くないので、今のうちに下ってしまいたい。
しかしシングルトラックから少し幅の広い未舗装林道に出たところで再び気持ち悪くなってしまいました。
一緒に進んできたランナーには声をかけて先に行ってもらいました。

うっ、だめだ
道の端で何度も空嘔吐
収まっても、ちょっと進むとまたぶりかえす。
前を進めません。
ふー、きっつ
しかし中身は全く出なかったのでノーダメージでした。

しばらく歩いてからゆるゆるとリスタート。
急な下りは終わり、細かいアップダウンを繰り返し進みます。
この区間は往路でも通った約15kmのきついところ。
コース変更がなければ戻ってはこなかった区間ですが、考えてみればここはWestern Statesでも走る場所なんですよね。
気持ち悪さはおさまり、だんだん走れるようになってきました。

夜明けが近づいてきました。
往路でロストした場所を通過、行きに下ってきた急傾斜のロードを登って行きます。
これが長いのなんの。
後方からやってきたランナーがNever Ending Roadだ、と言い残して去って行きました。
いや、まさにその通り

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そろそろエイドかな、と思っても裏切られること数度。
やっとのことでDrivers Flat -2 (134.7 km) に到着。

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ドロップバッグを受け取りましたが、あまり食べたいものはなし。
エイドでジンジャーエールをもらってワッフルを流し込み、バナナも食べたでしょうか。
イスに座って胃を休ませるべく、長めに休憩しました。

さてリスタート。
もうライトはいりません。
ここからは行きに通ってきた道ではなく別の道を進みます。

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Foresthill Roadの西側エリアへ。
Foresthill Divide LoopというトレイルからConnector Trailへ。

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地元と思われるトレイルランナーたちがトレーニングをしているのか、物凄いスピードで駆け抜ける何人もの同じランナーたちに何度も抜かされました。
どけどけーって感じで、日本だったら「だからトレイルランナーはマナーがなってない」って炎上しそうな走りでした

遅いけれど着実に前へ進むペースで走ります。
日が昇って暑くなってきました。
次のエイドの場所がどこか分からず、いつまで経ってもたどり着かないので何度もスマホで現在地を確認します。
かなり嫌になってきてから相当時間がたったころにようやくClementine (148.3 km)に到着しました。

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ここは距離の短いカテゴリーの選手たちも利用するエイドでした。
イスに座って冷たい飲み物と補給食を食べながら休憩。
けっこう疲れています

まだまだ元気な短距離コースの選手たちに混じってリスタート。
ロードの下り。
速いランナーは通過してしまった後らしく、短距離コースの選手たちに抜かされるはあまりなくてこちらが抜いていくことがほとんどです。

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下ってゲートを抜けたらまたトレイルに。
川を右手に見ながら進みます。

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後で地図を見たら、前半に見てきたAmerican RiverがMiddle Fork American Riverで、こちらがNorth Fork American River。
2つの川がこの先で合流していました。

上方に背の高い橋が見えました。
Foresthill Bridgeですかね?

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最後のエイドNo Hands - 3 (154.2 km) で補給して、往路で通ってきたルートを戻ります。
最後なので登りはすべて走りました。

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Auburnの集落に戻ってくると、地面にWestern Statesのマーキングがありました。

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ロードということもあり、ラストはゼーハーいうスピードで全力疾走してゴール。
バックルをもらいました。
暑くてきつかった~

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結果: 25h46'28"
男女総合41位(年代別1位)


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The Canyons Endurance Runs 2023 100M ~Cal 2-1 → Foresthill → Cal 2-2~

ここのエイドでもブロス(broth)というスープをいただきました。
コンソメスープみたいなものですかね。
塩気もあって温かい物の補給としていいかも。

次のエイドまでは13kmで700m up。
ちょいと登った後は大きなアップダウンなくしばらく走り、最後に急傾斜といったレイアウト。
前から折り返してきたランナーがやってきます。
女性ランナーの数が予想外に多くてびっくりしました。

傾斜はになり、サーフェスは少々ガレてきて、登りも歩きづらい。
標高が上がって涼しく、あるいは寒くなるかと思っていてアームカバーも付けていたけど全然涼しくならず、ずっと暑いままでした。

急傾斜のロードを登り切った所がエイドだと思っていたら、登り切った後もだらだらと緩い登りのロードを延々と走らされ、すっかり気持ちが切れてしまってかなり歩いてしまいました。

やっとのことでForesthill (106.3 km) に到着です。

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ここにもドロップバッグを置いてありました。
寒かった時用に入れてあったウェア類は全く不要で、むしろ暑い。
ここでもお湯があるか訊いてみましたが、時間が掛かりそうだったので諦め、ホットコーヒーをいただきました。

トイレに行っている間にスマホで現在順位を確認したところ、エイジではトップであるものの、2位のランナーはこのエイド近くに来ており3位以下もそんなに離れていないことが分かりました。
早めにエイドを出発しないと
来た道を折り返します。

先ほど歩いてきた緩い坂を下ります。
やって来るランナーにGood job !と声をかけながら進みます。
真っ暗ということもあり、ほとんど返事は返ってきません。
チームメイトの女子とすれ違いました。

急傾斜のロードをゆっくりと下り、急傾斜のトレイルを下ります。
慎重に進んでいましたが、気持ちが悪くなってきました。
気温が高いし着地衝撃が堪えます。
すぐに対処しましたが、下りは走れない状態に陥りました。
登ってくるランナーに道を譲りながらほぼ歩いて下りました。

ちょっとこのままでは埒が明きません。
Cal 2-2 (119.8 km) のエイドまで下って戻ったところで座って休むことにしました。

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The Canyons Endurance Runs 2023 100M ~Drivers Flat - 1 → Cal 2 - 1 ~

待望のドロップバッグ

ここでカップ麺で腹ごしらえ、と思っていたんですが、聞いたらお湯がないって
温かいスープとかはあるんですが、お湯のみの提供はされていませんでした。
しかたがないのでワッフルをスープで流し込んで補給します。

トレランポールをバッグに入れてあったので、ここからは登りは楽ができます。
そしてライトも2つ必携だけど、1つはドロップバッグに入れておいてOKなルールだったのでここで1個追加。
頭と腰のライトを点灯していざ出発。
すっかり暗くなりました。

ロードの下り。
結構急傾斜です。
かなり下って行きます。

くねくねと下っていくと河原みたいなところに出ました。
川がすぐ左側にあるようです。
しばらく進んで違和感を感じました。
どうもおかしい。

スマホを取り出して現在位置を確認します。
やっぱり、コースを外れてる!

引き返します。
ライトをつけていても暗くてどこからやってきたのかルートが見えません。
スマホを見ると、コースからそんなに離れていないんですけど。
しばらくウロウロしてようやく河原から脱出。
ロードに出て少し迷った後、見落としていたマーキングを発見しました。

なるほど、ロード左側の脇道トレイルへ入るところを見落としてしまったんですね。
ちょっと進むと前からランナーがやってきました。
えっ、もう先頭が折り返してきたんでしょうか。
パッと見たところ失礼ながらそんなに若くないし、そこまで速そうに見えないです。
何かトラブって上から引き返してきたんだと思って「何かあったの?」と訊いてみます。

ちゃんとは聞き取れなかったんですが、特にトラブルがあったわけではなく自信をもってこちらの方向へ進んでいるみたい。
ロストしている間に先頭はもう通り過ぎちゃっていて、この人はトップからある程度離れた人なのかも、とも思い深くは突っ込みませんでした。
英語でそこまで訊けないしね

速そうな人が前から来たのはそれからだいぶ経ってからでした。
さっきのあの人はやはり、途中で方向を180度間違えて折り返し点に行かずに引き返しちゃったのかも??

コースに復帰しました。
避けようのないくらいの水量で流れる水が横切っている舗装路があり、やむなく水に浸かって進みましたがキンキンに冷えていてしばらく足が冷たいままでした。

トレイルを進みます。
たまにちょっと広めのスペースを通った後に、進む方角が少し変わるような箇所があって、明るい時間帯ならなんともないんだろうけど、真っ暗だとどこへ進んでいいのか分からなくなることがありました。
こういうところはマーキングが不親切かな。

幅の広い未舗装林道みたいな箇所をなかなかのペースで走って行きます。
後方から、もっといいペースで走るおじさん(自分より上かどうかはわからないですが)に抜かれました。
ちょっと離れてついていきます。
しばらく進むと距離が縮まり、何となくパックで進みます。
何度か前後が入れ替わりましたが、かなりいいペースで走って数人を追い越しました。
ちょっと疲れたので先に行ってもらいましたが1人になってからはスピードダウンしてしまい、「次のエイドで会おう」という約束には応えられませんでした

次のエイドまでの区間は高低図を見ると一見大したことなさそうに見えるんですが、数字を見ると距離が約15kmと長く、がっと下ったら細かいアップダウンを繰り返し、その後またがっと登る、登りも下りも累積約530mというキツめの区間。
ここ、復路でも通るんですよね。
想像していた通り、キツかったです。

途中からは、かの有名なWestern Statesのコースを逆走していました。
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エイドステーションCal 2 - 1 (92.9 km) に到着です。

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